特定行為研修(受講者募集)
Q&A
受講説明会などで皆様から頂いた質問などを掲載しました。
受講を検討される際のお役になれば幸いです。
また掲載されている内容以外の質問や疑問などがあればお問合せください。
公益社団法人愛知県看護協会
教育センター(特定行為研修担当)
(052)871-0761
愛知県看護協会 特定行為研修について
愛知県看護協会は、高度複雑化が進む医療・介護現場において、症状の変化や行為実施の判断の基準となる実践的な理解力、思考力、判断力を発揮できる質の高い看護が提供できる人材を育成するため、高齢者や慢性疾患を抱える患者を対象とした特定行為研修を行います。
これにより、特定行為研修修了者が医療安全に配慮しながら臨床実践能力を発揮し、チーム医療推進に向けて役割モデルを示し、地域における看護の質向上に寄与することを目指します。
特定行為研修の概要
1.特定行為研修の教育理念
高度医療及び地域医療の現場において、特定行為を実践する看護師としての社会的責任と役割を自覚しながら、高い臨床推論力と病態判断力を発揮し、チーム医療のキーパーソンとして機能できる看護師を育成します。
2.特定行為研修の目標
1)高度医療や地域医療の場において、特定行為研修に必要な臨床判断を包括的にできる知識・技術・態度を養う。
2)患者の安全に配慮し、特定行為を適切なタイミングに倫理的かつ安全に行える能力を養う。
3)多職種の専門性を尊重し、チームを円滑に機能させて問題解決に導くための知識・技術・態度を養う。
4)医学的視点の強化により看護の視点に広がりをもたせ、質の高い看護実践につなげることができる能力を養う。
3.本会の特定行為研修の特徴
特定行為実践は、特定行為研修修了者の確かなフィジカルアセスメントと臨床推論力を基礎として、自己が実施できる範囲であることを判断し、安全に行為が実施できる力を修得することが必要です。
1)本会の特定行為研修は、共通科目すべての科目の演習・実習について、医師から直接指導を受けられるよう、内容と教育時間を充実させています。
2)自身が所属する組織の一員として主体的に行動できる力を養うために、特定行為実践演習時間を充実させています。
3)区分別科目実習では、安全な特定行為実践に向け自施設での実習としています。
4.研修受講資格
看護師免許を取得後、通算5年以上の実務経験を有する方
5.研修の受講プロセス
6.特定行為研修の内容
1)講義はeラーニングで実施します。
2)演習および共通科目実習は、愛知県看護協会において集合研修(対面または遠隔授業)を行います。
3)区分科目実習は、受講者が研修終了後特定行為の実践が有効に行われるために、継続した指導医の指導と安全に活動する施設基盤を重要と考え、原則自施設での実習となります。
<受講コースと定員>
受講コース | 定員 | 共通科目 | 区分別科目 | |
必 須 | 選 択 | |||
在宅・慢性期コース | 10名 | 共通科目 | 在宅・慢性期領域(領域別パッケージ) | 血糖コントロールに係る薬剤投与関連 |
慢性疾患管理コース | 5名 | 共通科目 | 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 |
血糖コントロールに係る薬剤投与関連 |
教育カリキュラム
共通科目受講時間と教育内容
教科目名 | 教育方法 | 時間数 |
臨床病態生理学 | 講義・筆記試験演習 | 30 |
臨床推論 | 講義・筆記試験 演習・実習 | 45 |
フィジカルアセスメント | 講義・筆記試験 演習・実習 | 52 |
臨床薬理学 | 講義・筆記試験演習 | 46 |
疾病・臨床病態概論 | 講義・筆記試験演習 | 41.5 |
医療安全学/特定行為実践 | 講義・筆記試験 演習・実習 | 56 |
合計 | 270.5 |
区分別科目受講時間と教育内容
在宅・慢性期コース
在宅・慢性期コース
教科目名 | 教育方法 | 時間数 | |
必須 | 領域別パッケージ研修「在宅・慢性期」 | 講義・演習 実技試験 筆記試験 | 78 |
・気管カニューレの交換 ・胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテルまたは胃ろうボタンの交換 ・褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 ・脱水症状に対する輸液による補正 | 実習 | 各行為 5症例 | |
選択 | 血糖コントロールに係る薬剤投与関連 | 講義・演習 実技試験 筆記試験 | 20 |
インスリンの投与量の調整 | 実習 | 5症例 |
慢性疾患管理コース
教科目名 | 教育方法 | 時間数 | |
必須 | 血糖コントロールに係る薬剤投与関連 | 講義・演習 実技試験 筆記試験 | 20 |
インスリンの投与量の調整 | 実習 | 5症例 | |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 講義・演習 実技試験 筆記試験 | 19 | |
・持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 ・脱水症状に対する輸液による補正 | 実習 | 各行為 5症例 | |
選択 | 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | 講義・演習 実技試験 筆記試験 | 13 |
気管カニューレの交換 | 実習 | 5症例 |
受講者募集
令和6年度秋期看護師特定行為研修受講者を二次募集します
1.募集人数 若干名
2.受講資格
受講開始時点において看護師免許を取得後、実務経験が通算5年以上ある者
3.面接試験日程と会場
面接日時:令和6年8月20日(火)9時30分~
面接場所:公益社団法人 愛知県看護協会
4.受講審査受付期間
令和6年6月18日(火)~7月31日(水)(当日消印有効)
5.提出書類のダウンード
6.受講決定の通知
令和6年9月5日(木)受講決定通知書の郵送をもって通知します。
7.特定行為研修受講に関するお問い合わせはこちら